気がついたら前回のエントリーから4年もの月日が経過していました。
屈腱炎治療における幹細胞移植は10年以上スタート地点をぐるぐる回り続けてたわけですが、京都大学の力を借りて2019年、ついに出発進行。
医学の世界は日進月歩。
出発後の2020年~2023年でどれだけ前進させることが出来たのか。
2023年度の競走馬総合研究所年報に載っていたので、例によって紹介したいと思います。
「 独り言 」一覧
ムーア騎手の不服申立てについて
短期免許で来日予定のR.ムーア騎手が11/4のBCターフにて鞭の過剰使用により騎乗停止処分【11/12の実効1日】を受けました。
これにより「エリ女に乗れないやん」という可能性がありましたが、ムーア騎手がHISAに不服申し立てを行ったことにより処分は保留。
エリザベス女王杯のジェラルディーナにも騎乗できることとなりました。
2022年に感じた制裁の話
移転したGateJに初めて行きましたが、駅前でなくなるだけであんな閑散とするものなのかと。
必要な資料は取れましたが、蔵書が大幅に減ったのも残念。
イベント会場的な意味合いが強くなった感じですかね。
地方競馬の競走需給をざっくり出してみた
ページ数は最長ですが、内容は最薄。
降級廃止の効果をもう一度検証しよう
降級制度が廃止されて3年。
前回のエントリーからも早2年。
既存の降級馬の大半がJRAの戦場から去り、頭数分布が大体固まってきた頃合いに加え、制度的にも変化した部分もあるので、再びまとめておきましょう。
というのが今回の話。
イギリス競馬 ムチ協議会レポートを読む_後編
なんかタイトルが変わった気がするのは気のせいです。
その1で全体を触れましたので、後半は要点を2つ。
イギリス競馬 ムチ協議会レポートを読む_その1
チラ裏でちょろっと触れていた2021年5月から始まったイギリス競馬界のムチ使用に関する協議会。
当初の予定だと今年の5月には協議結果のレポートが公表される予定でしたが、2ヶ月遅れてやっとこさ公開。
BHA Whip Consultation Report(PDF)
その内容が「そら遅れるわ」って感じの質量を誇るレポートが出てきたので、大枠の内容を訳しつつ触れてみたいと思います。
なお、9割以上は機械翻訳です。
文明の利器は偉大なので誤訳は御免くだせぇ。
あと、適当に要訳してますが、それでも読みづらい上に長いので、そこんとこもよろしゅう。
大枠としてはフォアハンドの禁止と制裁の厳罰化。
そして、端々から溢れるこれで終わりと思うなよ感。
英国におけるムチ使用のセンシティブさが分かると共に、少なからず影響を受けるであろう日本競馬界が、この潮流とどう向き合うかを今から考えておいても損はないでしょう。
とりあえず概要から。
概要と言いつつ、これで大体の内容や空気感は掴めますし、クソ長いです。
2021年に感じた制裁の話
惰性で続けている面もありますが、やはり制裁事象は見ていると面白い。
昨年からその兆候は見られたが、今年は例年と違った傾向がはっきり見えた部分もあるので、ちょろっとまとめてみました。
年明け以降に調べに行く予定だが、裁決委員も何人か入れ替わってそう。
降級廃止の効果を検証しよう
2年前に書いた事の答え合わせ。
のようなもの。
続々・屈腱炎の幹細胞移植療法(ステムセル療法)の効果が見えてきた話
以前にサラッと書いた幹細胞の話。
2015年に書いたエントリーでは、組織再生の効果が明らかにならなかった研究を
2018年に書いたエントリーでは、効果があるのかどうか以前に移植した幹細胞が患部に定着してねぇ、という競走馬総合研究所の話を書きました。
その辺の研究成果もあってか、屈腱炎の幹細胞移植話があまり聞かれなくなっていましたが、去年辺りから復活気配。
その理由の一端が、去年の競走馬に関する調査研究発表会に書かれていたので、ここに紹介しておきたいと思います。