地方競馬の競走需給をざっくり出してみた

ページ数は最長ですが、内容は最薄。

競走馬の生産頭数は2015年から増加に転じて以降は右肩上がり。
生産の増加は主催側にも影響を与えているが一方で、JRAのデビュー頭数とは微妙に一致しておらず、ここ2,3年は逆行する状態になりつつあります。

原因として、馬房や登録枠に対して競走数が足りず需給状況が崩壊している状況に加えて、競走馬を増やそうにも抹消頭数が追いつかず登録枠がパンパンの一杯一杯でどうしようもない状況が影響していると考えられます。
その辺の話は、以前のエントリーを見てね。


その1.降級制度を廃止する理由とその疑問 
その2.降級廃止が招く混乱の可能性
その3.登録枠の拡大を再評価しよう
その4.私的3歳ダート路線整備論
その5.降級廃止にも対応できる優先出走順位改革案
その6. JRAのスリーアウト法導入についての一考察
その7.将来トレセンの25%が廃業する事になる(かもしれない)という話
その8.新馬戦の除外ラッシュが長期化するかもね
その9.降級廃止の効果を検証しよう
その10.降級廃止の効果をもう一度検証しよう


そんな競走馬の供給増を吸収するのは地方競馬の役割になる訳ですが、地方の競走需給ってどんな感じになってるのよ。
誰もやってくれないのでやってやろうじゃないか。

というのが今回のエントリーである。

ってな感じで威勢よく入りましたが、
実際に数字を出してみたら、地方競馬14団体を一つにまとめるのに無理ありました
地方は全部地方で十把一絡げに扱われがちですが、そら場所ごとに色はありますわな。
前回の締めで「地方競馬の状況もまとめないといけないのであろう」と張りましたが、「地方競馬」という括り自体が乱暴だったと。

という事で、最初に大雑把な総論を書いた後は、地域ごとの数字をダラダラと垂れ流す不毛なエントリーになっています。

なお、今回の数字は、競馬最強の法則WEBが提供している「地方競馬DATA」と連携ツール「KEIBA DATA SCOPE」を利用して出力できる2005年~2021年までの出走データを元に作成しました。
KKベストセラーズの内紛を経た結果、運営会社の住所が流山の民家になっていましたが、たぶん大丈夫です。家自体は立派だし。
ミクシィ買っちゃったらどうよ。