ますざぶが好きだ

ますざぶが好きだ

枡席から座布団を略してますざぶ。
コロナ禍な上、KAMINOGEの発行元が変わった影響なのか地元の本屋が置かなくなった影響で定期購読に変えた結果、本屋自体がご無沙汰だったわけですが、ほろ酔いで閉店作業中の本屋に立ち寄ってサラブレを手に取ったらますざぶが最終回。
旧アスキーはサブカル色の雑誌が多い影響かファミ通の掲示板を筆頭に読者投稿ページの強い雑誌が揃っていましたが、サラブレもその例に漏れずますざぶは看板とも言える読者ネタコーナーでお~い中村のDNA時代からまずざぶに改題したログインの近藤健之まで、ざっくり25年続いた読者投稿ネタページでした。
ますざぶ自体は23年ですが、馬名日本の心とふきだシアターは25年以上続いた事になるでしょうか。
短い期間ですが、ロードレースのペンネームで応募して101匹一休さんと山本金太郎のクオカードを獲得し、程なく財布ごと紛失したのが一番の思い出。
サラブレ自体は2009年のブエナビスタ凱旋門挑戦するかしないか問題で、行く派行かない派クロスレビューみたいな企画を読んだ瞬間に買うのを止めたんですが、たまに立ち読みすると毎度の如く仙波学のイラストと葛西彰宏のネタが掲載されており、その他の名前も自分が投稿した頃と変わらぬ名前が多く読者の更新がされていない現実を突きつけられて何とも言えぬ感覚になりましたなぁ。

まぁ、そんな感傷もその晩に襲われた嘔吐と下痢の波に飲まれてしまいましたが。

ウマ娘が好きだ

ウマ娘が好きだ

今の所、コツコツ育ててクラス5に上がって、即叩き落されて、また上がってクラス5。
ハルウララで能力因子2にダート因子を引き当てる作業中。

しかし、山程生まれた競馬ソシャゲの最適解がプリンセスメーカーとは夢にも思わず。
早くも色々な面から語られつくされている感ですが、アニメが上手い事ハマって、紆余曲折はあったにせよ、結果的にゲーム開発の時間に恵まれてバランス調整が神憑り的なレベルで収束し、そういえば往年のチュンソフトも結局調整に時間を掛けて発売延期なんだよね、とか無駄に思い出したりする状況。

とりあえず、艦これよろしく二匹目のドジョウ狙いが出てくるでしょうけど、このバランスを上手い事フォローするのは大変でしょうなぁ。

枯れた芸が好きだ

枯れた芸が好きだ

圓生のように最晩年まで衰え知らずで走りきった人もいれば、志ん生や文楽のように自ら高座から去る人もいる。
志ん朝や吉朝は病に侵された後のちょっと痛々しさも感じる映像や音声が残っている。
談志が志ん朝に対して「いい時期に死んだ」という言葉を送ったが、その当人は病と老いに対峙する姿すらも芸人として昇華し観客に見せ付けながら死んでいった。
歳を重ねる事で枯れて良くなるとも評される事もあるが、正直良くわからない。
最近だと鯉昇が齢60を超えて評価されるようになったが、これは鯉八人気の影響なのか鯉昇当人の変化なのかは何とも言えず。

で、枯れるどころか土に還りそうなのがこの御方

2013年秋の鈴本で衰えた野ざらしを見た。
2014年秋の鈴本で人間国宝の認定で気合を入れ直して復活した野ざらしも見た。
それから7年。
先日のBS-NHKでの密着ドキュメンタリーを見たら老いていた
これを「枯れて味が出たね」と評するには厳しい出来で「死ぬ前に見ておけ」とはちょっと言えない。
どうやら、衰えと老いは違うらしい。
これを10年の間に知ることができたのはありがたい話で、そういう意味で見ておいても損はないかもしれない。
でも、小三治という落語家は、そういう形で評してはいけない領域の人でもある。
コロナ禍という箱の空気が歪んだ状態で見るのもちょっと違うだろう。
まぁ、そんな事を言ってる間に十中八九お迎えが来るのも間違いないわけだが、良質の音源や映像が残されていることに感謝しつつ、小三治を聞けたことの幸運を生涯自慢したい所存である。

永久欠番が好きだ

永久欠番が好きだ

チームに所属したレジェンドを称える一つの手段が永久欠番。
プロスポーツにおける一つの美学であるが、あまりに増えると任命のハードルが高くなったりヤンキースのように背番号が無くなったりするし、時が経つと称えて空けた背番号が、存在しないが故に何となく風化してくる感もある。
なんかうまい方法はないかと思った所で出会ったこのニュース。

NFLのテキサンズからカーディナルスに移籍した、リアル北斗の拳ことJJワットさん。
背番号は常に99を背負っていたものの、その番号はマーシャル・ゴールドバーグの永久欠番。
そこで遺族とワットが直接交渉したところ、許しが出てカーディナルスでも99を付けれる事に。

落語の名跡も先代の遺族や弟子が名前を預かっている、という事が少なからずありますが、今回の話はそれに近い感じ。
永久欠番の使い方として一番良い形のような気がしました。
仕舞ったままの永久欠番も、こんな感じで定期的に天日に晒すのもいいかもしれませぬ。
まぁ、日本は大事な番号をドラ1に渡しちゃう悪習があるのも難ですが。

岡田繁幸が好きだ

岡田繁幸が好きだ

総帥墜つ

この人は色々な面から評しないといけないのだが、思いつくままアトランダムに。

育成に革命を起こした人だった。
カントリー牧場のように1歳、2歳の段階から豊富な運動量を課す者もいるにはいたが、世代単位で成功を収め、若駒育成における明確な指針を作った事は何よりも評価されて然るべきだろう。
体さえ大丈夫な事をきちんと見極めた上で判断すれば、育成段階から坂路で15-15というハードな調教も許される。
それを証明してみせたのが2004年のクラシックシーズンであり、海外と比べて明確に遅れを取っていた育成段階の意識を変え、日本競馬の時計を進める事に成功した。
これは、多数の種牡馬を導入した事やコスモバルクといった馬を送り出したことよりも評価されるべき事だろう。

相馬に優れた人だった。
日本一の相馬師とも言われていたが、そこまでではないと思う
とか言ったら怒られそうだが、サンデーサイレンスの見分けの下手さは否定できない。
カームという象徴的存在を除いても、サンデーの世代が下がった現代においてもサンデー系の取捨はお世辞にも的確とは言えなかった。
高馬相手だと目が曇る説もあるが、マル外の高馬ではマイネルラヴという大当たりも含めきちんと買いきっているので、やはりサンデー系に対する評価基準に何らかしらの問題があったのだろう。
サンデー自体、導入時の馬体に対する評判は酷かったわけで自身の相馬基準とは相性が悪かったのか、それとも単に基準の切り替えが下手だったのか、はたまた生産馬も一息なのを考えれば育成手法との相性が悪かったのか。
ひっくり返せば、サンデー直系以外なら日本一だったとは言えるかもしれない。

発信力に優れた人だった。
プレイアンドリアルの調教で「アルゼンチン方式だ」とか訳わからんハッタリをぶちかますのを初めとして、言い切る姿勢は実に清々しい。
また、単に弁が立つだけでなく、やり方もうまかった。
毎年恒例の英ダービー登録を筆頭にメディアを実に上手く使っていた。
登録費は微々たるもので、募集の謳い文句にもなるしマスコミ媒体にも記事が載れば、費用対効果で山程お釣りが来る。
ただ、英ダービーに登録して山程アドバルーンを上げたマイネルエテルネルを小倉1200で下ろすってのはさすがに大概。
英ダービーに対する本気度はそれぐらいではあったと自分は判断するが、どんな時も風呂敷の広げ方に可愛げが残る人で、それが何とも言えない味でもあった。

ビッグレッドファームが第一な人だった。
当時コスモバルクを筆頭にクラシックを席巻し我が世の春を謳歌するビッグレッド軍団とは対象的に、馬券の売り上げの減少が止まらず地方競馬の廃止ラッシュも重なり競馬産業全体は右肩下がりだった2004年。
日本に突如やってきた黒船がゴドルフィンであった。
死に体の牧場を買い上げて日本の生産業に参入し、馬主としても活動しようとするも照哉と繁幸が猛反発。
「外国資本はJRAの高い賞金を狙ってやってくると日本の馬産は死ぬ」というのが大枠の主張だったが、当時の日高は何もしなけりゃ死んでいく、という状態であり、とにかく買い手を求めていた。
海外資本は、その貴重な買い手となる可能性もあったが、岡田繁幸はその点を徹底的に無視して海外資本を叩き潰そうとした。
その上、「会員に安価で良い馬を提供できなくなる」と書いたのは最低であった。
日高の価格が安けりゃあんたは良いが、それで苦しむのは生産者側である。
結局の所、最も忠実に立ち回ったのはビッグレッドファームに対してであった。
これは大多数の調教師にも通じることだが、「競馬界のため~」とか「ファンのため~」という枕詞を置きながら、自らの利害を排した意見が出てくることは極めて少ない。
経営者として実に正しい姿であるが、受け取る側はそれを認識した上で処理しなければならない。
岡田繁幸という人の言葉も、その範疇に収まるというだけの事である。

一代記で築いた人だった。
以前にも書いたが、歴史とか伝統とか言われる牧場も隆盛は基本的に一代ポッキリ。
メジロは北野豊吉の、シンボリは和田共弘の、ウィンドフィールズはE.P.テイラーの一代記だ。
社台の吉田一族は稀な例外であり、大きくなった牧場を凡庸な才で支えるのは困難となる。
ビッグレッドFも名義は息子に譲っており、スタリオンパレードでの父と息子の漫才のようなやりとりも有名であるが、果たしてその才はどこまで引き継がれているのか。
育成面は積極的に情報公開した分、その先進性は既に無く、むしろ馴致やスタッフ育成で出遅れを感じる部分が少なくない。
数年前まで曳綱を犬の散歩のような長く持ったりしゃくる人間が残っていたし、多少改善された現在でも、社台SSとビッグレッドFのスタリオンパレードでは、引き手のレベル差がハッキリと出ている。
これは実戦でも言える事で、数年前までビッグレッドの馬は抑えようとした時に頭をカツンと跳ね上げる馬が少なからず見られた。
これは調教の問題というよりも、馬鹿みたいにしゃくる人間がいるんだろうと想像させる所で、上に挙げたプレイアンドリアルの折り合い問題も、んなハッタリかます前に馴致段階できちんとコンタクトを築いとけ、という話でもある。
そういった細かい問題は岡田繁幸という人の才が凌駕してきた部分であるが、息子の岡田紘和はどこまで立ち向かえるのか。
個人的には10年持てば上々、20年後はどうだろね。
という予想が素直なところである。

最後に。
北海道で一番仲の悪い岡田牧雄との兄弟関係はぶっちゃけどうだったのよ。
何がきっかけだったのか、それとも積み重ねだったのか。
念願のクラシック制覇であっさり追い抜かれた本心の程はどうだったのだろうか。
まぁ、これは分からずじまいの方がいい話なのかもしれませんがね。

カビが好きだ

カビが好きだ

岩手競馬のボルデノン問題が一応の決着を迎えたそうで

で、それは良いけど、組合の対応のまずさの総括はねぇのかと。
県競馬組合というより、NARが指導力出せよと。
最低限、検査項目を通らんと開催させねぇぐらいの指針を作っておけよ。
ほんまに。

新人騎手が好きだ

新人騎手が好きだ

上手い騎手って何なのか、というテーマがある。
単に上手下手の二元論で語られる事も多いが、馬乗りとして上手くても競馬が下手な人間はいるし、馬乗りとしてそこまで上手さを感じなくても競馬が上手い騎手がいる。
更に掘り下げると、シンプルで小さい扶助で乗る騎手もいれば、強い扶助で馬を動かす騎手がいる。
基本的に前者が上手くて後者は下手となるが、どちらが速く走らせられるか、頑張らさせることができるか、と言われると微妙な話になる。
個人的には、意図が明確で筋が通っている騎手を評価するが、それも人それぞれだろう。
という感じで、騎手の評価を語るには色々難しい面があるのだが、論外というものもある

デビュー直後の競馬で一番衝撃を受けたのが服部寿希。
その3年前のライブリテックスで初めて上位に絡んだ時にも書いた記憶があるが、手綱が緩い

最初はそこまで悪くないが、追ってる間に持って行かれてラスト100mは騎手は激しく動いてるのに全く効いていない。
体験乗馬で乗ってる人が手綱を張れない、乗ってる間に緩くなるのは分かるが、プロの騎手に対して手綱が緩いと評するとは思わなかった。
人によっては岩田と同じように見えるかもしれないが、彼はきちんと持ち直すし比較するのも失礼なレベルだ。
そんな彼もデビューから丸3年。
土曜阪神7Rのテイエムラッシュでその成果を見せてくれた。

まるで成長していない(AA略
手綱を開いて追うのは良いが、完歩毎に手綱を持っていかれてダルダルになる様はデビュー直後と一緒。
後半はそれなりにまとめているが、直線前半部分を見ると3キロ減が少ない関西勢なのに騎乗数が増えないのも納得である。

今年デビューした騎手も最低限のラインは守ってね。

DAZNとJRAが好きだ

DAZNとJRAが好きだ

もう解約してしまったのですが、DAZNがファクトシートなる大本営発表をしてました。

簡易的なIR情報みたいなもんですが、肝心の会員者数や権利をぶん投げた競技に関して謝ることは一切なし。
また、エンターテイメントメディアなのにExcelグラフベタ貼りのグラフだったり、日本語が怪しかったり相変わらずのクオリティなんですが、大井競馬中継に関して1mmも触れてねぇ。
結局、あのオーウェンの動画は何だったのでしょう。

マイケル・オーウェン 馬主としての夢 – ジャパンカップと英ダービー

親会社は英国の競馬中継にも関わっていた経緯もあり、JRAも絡んでいくのかと想像させるものでしたが、この謎掛けは闇のまま終わるってオチでしょうかね。