東京2023年10月15日制裁事象

斜行:2件

東京4R
騎手 田辺裕信(セントラルヴァレー)
制裁 決勝線手前で外側に斜行したことについて過怠金10000円
加害馬 15番 被害馬 5番
短評 抜け出してから右手前に左ムチで追っていたが、ゴール前で左ムチを振った際に大きく外へ吹っ飛んで失速しながら5番ミッキーファイトの前を横断した。

飛ぶ前から怪しげではあったが、あそこまで逃げられるのは流石に想定できぬ所。
定期的にある形だが、ここまで飛んだのは3年前にジャックオレンジが吹っ飛んだところまで遡るか。
追い抜かれた事で色々邪推も呼びそうだが、毎度の「新馬戦だもの」という言葉で終わってしまう。
馬にも調教再審査。

東京6R
騎手 丸田恭介(ケンキョ)
制裁 最後の直線コースで外側に斜行したことについて戒告
加害馬 13番 被害馬 5番
短評 残り300辺りで外の進路へ持ち出した際に5番ゴールドルパンの進路をカット。
東京7R
騎手 松岡正海(コパノサントス)
制裁 最後の直線コースで外側に斜行したことについて戒告
加害馬 8番 被害馬 1番
短評 直線に入った所で手前を右に左に右にと変えてふわふわしていたが、残り400過ぎで3番レストアを追い抜こうと外への動きが大きくなりすぎて、1番ペリプルスを押し出した。

コメント

  1. 名無し より:

    東京HJの西谷が最後の30mぐらい腰上げて首差で負けて戒告すらなしってのはおかしいと思うのですがこの件はどうなのでしょうか?
    首差負けでも騎乗停止になるのはテーオーソロス松本が証明していますが
    勢い的に必死に追ってればもしかしたら交わせる可能性もあったんですけどね・・・

    • Luthier より:

      コメントありがとうございます

      正直、追っていてもどうだったかなぁ。
      「先行一本勝負で騎手生活歩んできたのに今更大障害向けに控えた競馬を意識した所でヘボするしかねぇんだから黙ってマルカラスカルするしとけボケ」というのは置いといて。
      流したのは2完歩ですかね。
      2完歩+クビ差ならば戒告でも全く不思議ではないんですが、油断騎乗は基本的に抜かれる(抜かれそう)側なんですよね。
      流して抜けずで飛ぶこともあるんですが、若干甘め。
      ミルコのような常習犯ならば取られると思うんですが、そうでなければ取る取らないは微妙なところかなと。
      個人的には道中~4角までの立ち回りが切腹相当。

  2. 名無し より:

    初めてコメントさせていただきます。
    裁決パトロールでセントラルヴァレーの横っ飛びにビビってしまったんですが過怠金1万で済んだのは新馬がどんな反応するのか読めないことが考慮された認識でいいのでしょうか?
    見始めてから日が浅くてどこまで騎手責任なのかまだ分からないので質問しました。
    というか一歩間違えたら大事故ですよね…

    • Luthier より:

      コメントありがとうございます。

      基本的にはそのような認識で間違いないかと思います。
      新馬戦は本当にびっくり箱みたいなもので「いかにも新馬戦」な事象は毎年何件も見られます。
      「新馬戦は無事に周ってくればそれで良し」というコメントは誇張でもなんでも無いと思いますね。
      ちなみに加害馬に調教再審査が課された場合には、騎手責任が相当に考慮されて裁量は抑えられます。
      わかりやすい所で言えば、騎乗停止4日相当の事象でも調教注意が絡めば停止2日で調教再審査なら停止1日となるように。
      今回は被害側の影響は最小限レベルでしたので再審査がなくても5万程度ではあったと思いますが、騎手責任は考慮された裁量ではあります。

      ただ、騎手責任というのも難しい話でして、馬要因と騎手要因の単純な2択ではなく、周囲の状況や間に絡んでる馬の動きであったり被害馬側の反応や被害騎手の対応がまずかったり、馬の悪癖歴もありますし悪癖と言ってもムチを入れての逃避か単なる物見かでも違いますし、挙げればきりがないほど多面的な要素が絡んできます。
      例えば、今回と似たムチの逃避事象としてハギノモーリスの降着事象が挙げられますが、こちらには調教注意もなく4日間の騎乗停止でした。
      単独で見れば調教注意や再審査を絡めて裁量を軽減しても良い事象にも見えますが、ハギノモーリスは前走時にもムチで逃避する面を何度も見せており騎手側で予測できた、という解釈もできるわけです(実際の判定の決め手はわかりませんが)
      加害馬が過去にも問題を起こしているかが裁量に影響を及ぼしていると思われる例は意外とありまして、類例より軽い(重い)と感じた時は近走も確認して短評に入れ込んでいます。
      この辺は制裁ウォッチの面白いところでもあります。