鞭の使用による制裁

2014年からムチの過使用が制裁対象に加わりました。
JRA発表の制裁内容が

最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について

と記載されているものは、基本的に鞭の使用法による制裁となります。
ムチ使用法については国際競馬統括機関のガイドラインを元に以下のルールが設定されており、これに該当するようなムチの使用を行うと制裁対象となります。

・馬が怪我をするほどの強い鞭の使用。
・肩より上方に腕を上げての使用。
・反応のない馬に対し、必要以上の使用。
・明らかに着順の大勢が決した後に、必要以上の使用。
・入線後の使用。
・ひばら(脇腹)への使用。
・過度に頻発しての使用。
・頭部若しくはその付近に対しての使用。
・鞍より前方に逆鞭での使用。

というのが建前となりますが、現状制裁対象となるのはほぼ「過度に頻発しての使用」となっています。

※現在は「鞍より前方に逆鞭での使用」も制裁が課されています。

過使用の判断となる基準は「1レース内で連続10回を超える使用」と言われていますが、あくまで目安であり2,3回の超過は制裁が見送られるケースも散見されます。
また、打ち方も考慮されており、2完歩以上の間隔を間隔を開けながれ入れれば回数オーバーでも制裁とはならないとされています。
個人的な印象ではこんな感じ

ムチ使用回数 制裁対象
1回~10回 セーフ
11回~12回 グレーゾーン
13回以上 アウト

また、開催や制裁委員よってもボーダーラインは異なるようで、裏開催の若手が多い時の方が厳しく取られるようです。

これはセーフ(阪神開催)

これはアウト(福島開催)


制裁金は違反回数と比例しており、制裁を受ける度に
戒告→10000円→30000円→50000円
と加算されていき、5回目以降の違反は一律50000円の制裁金となります。
ただ、ムチを20発以上乱れ打ちしても制裁内容は一律のため、ある程度超えた段階から開き直って乱打するケースも見受けられます。この様なケースが頻発すれば制裁内容が見直される可能性もあるでしょう。

開き直ってる例