鞭の使用による制裁

2025年更新

2014年からムチの過使用が制裁対象に加わりました。
JRA発表の制裁内容が

最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について

と記載されているものは、鞭の使用方法の違反による制裁となります。
ムチ使用については国際競馬統括機関のガイドラインを元にJRAでもルールが設定されています。
2025年現在の違反対象となるルールは下記の通り。

・馬が怪我をするほど、過度にむちを使用すること。
・ 肩より上方に腕を上げてむちを振り下ろすこと。
・ 反応(脚勢)のない馬に対し、過度にむちを使用すること。
・ 明らかに着順の大勢が決した後に、過度にむちを使用すること。
・ 入線後にむちを使用すること。
・ ひばら(脇腹)へむちを使用すること。
2完歩あけることなく、5回を超えてむちを連続して使用すること。
・ 頭部(その付近を含む。)にむちを使用すること。
鞍より前方にむちを使用すること(手綱を持ち、拳を頸部に添え、手首の動作のみにより順手で使用した場合を除く。)

というのが建前となりますが、実際に制裁対象となるのは太字で記した「連続使用」と「鞍より前方での使用(手綱を離しての肩ムチ)」が大半となっています。

連続使用の定義は2完歩以内となっており、2完歩以上の間隔を開ければ使用回数はリセットされます。
逆に言えば、完歩を開ければ使用回数に制限はなく、2016年小倉記念の和田竜二(クランモンタナ)はレースを通じて30発近く使用しましたが、間隔を開けていたので制裁とはなりませんでした(当時は10連打までOK)。

(これはOK)

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ちなみに制裁回数の内訳はこんな感じ。
ムチ制裁内訳(2025年)

制裁対象 制裁数
連続使用 158回
手綱を離しての肩ムチ 67回
不明 2回

過怠金は違反回数と比例しており、制裁を受ける度に
戒告→1万円→3万円→5万円→7万円→10万円→騎乗停止(1日)と加算されます。
この回数は1年毎の集計となっており、1月1日にリセットされます。


ムチ制裁についてあれこれ書いたやつ
オーストラリアのムチ制裁事情
海外のムチによる騎乗停止制裁に関して