市場取引が好きだ

市場取引が好きだ

前回とちょっと関連する話で。
競争馬の取引では値札が存在しない。
セリ市場なら買い手同士の値付けで分かりやすいが、庭先取引の場合は買い手が牧場と直接やりとりして値段を引き出す。
お値段が出てくればそれで良いし「他の人に話を持っていってからになります」とか「お前にゃ売らん」と門前払いなんて事も相当に減ったとはいえ今でも残っている話も聞く。
「素直に金額が出てくるのはその程度の馬」なんて格言もあるとかないとか。これも古くなっていて欲しい格言だけど。

そら大事な商品だし賞金や活躍度合いは下の価格にも関わってくるから人を選びたい気持ちも分からんでもないが、やってる事は越後屋登場前の商習慣そのまんま。

サラブレッド販売仲介のwellmetでは、仲介として取り扱っている幼駒を壮観なレベルで載せているが、価格は未定か売却済みだけ

「買いたければ連絡して来い」な訳だが、堂々と値付けする生産者が一人ぐらいいないものか。
生産牧場のサイトでも生産リストは載せてても価格を載せている所は皆無。
ファンドでの提供価格は明確なのに、個人相手の商習慣を打破しようという勇み足な人間がいない。
こういった状態は日本に限らず海外でも似たようなものだが、人の顔見て懐具合を探らずに、堂々と値札を貼って勝負する人がいても良いと思う。
生産者は技術者でもあるけど商売人でもあるわけだし。