ボートレースが好きだ
世間一般では競艇と呼ばれるが、主催者的には「ボートレース」というブランド名を押し出していきたいらしい。
JRAが「競馬ではなくホースレースです」とか言い出したら大炎上必死だが、競艇ファン的にはどうなんでしょう。
競艇予想の醍醐味は、選手の実力やモーター力と共に進入コース取り争いの駆け引き。
ではあるのだが、初心者には難解でその意味がよくわからない。
そこでレース前のスタート展示で事前に進入を提示し、本番での進入に縛りを設けコース取り争いをシンプル化。
駆け引きが薄まりブーブー言う既存ファンも多かったと自分の見える範囲では記憶しているが、進入のシンプル化は初心者の敷居を下げるのに一定の効果を示したと思う。
その後も進入ルールは何度か変わっているが、基本的にシンプル化するという方向性は一定している。
進入固定開催なんてのはその最たるものだ。
これと対照的なのが競輪。
競輪予想の醍醐味は、選手の力と共にライン戦の駆け引き。
ではあるのだが、初心者には難解でその意味がよくわからない。
自転車で走る空気抵抗は、一般人からは想像できないほど影響が大きい。
50kmで走るのに先頭と後ろにつける2番手では必要な出力が半分も変わってくる。
そのために様々な駆け引きが生じるのだが、初心者は空気抵抗の重要性を知らないのでライン戦の意味もわからない。
自分もサイクルロードレースを見てから、ライン戦の意味を初めて知った。
なんで何度か垂れ流して見てた競輪番組とは違う所で知るのか。
競技の面白さを伝える手順を間違えてるんだから、そりゃファンが減っていくのも当然だ。
さらに言えば、エヴォリューション競走のルールを導入して競走を単純化する努力も怠った。
別に全体導入しろとは言わないが、進入固定開催のように初心者向きのエヴォ開催的なものがあっても良かっただろう。
競艇と競輪の格差が何故ここまで広がったのか。
異論は山ほどあるだろうが、個人的には新規顧客への階段作りの意識差が最も大きかったと思う。
自分が面白いと思う要素を次の世代に全て強要する娯楽は衰退するのである。
時代の変化とは残酷なものだね。