デイリーの記事で思うこと

チラ裏で書き殴ってたんですけど、表にも似たような事を残しておきます。


昨日のデイリーの記事がドイヒーで未だに引きずってます。

この記事の概要としてはこんな感じ。
9月、10月の平場戦は少頭数になることが多い。
そこでスーパー未勝利を廃止することで、出走していた未勝利馬400頭分の馬房が空く。
そこには、2歳と条件馬が入って来て空いている出走枠を埋めてくれる。
未勝利戦は繰り上げで実施するので総数は変わらない。


パッと見は成立しているが、現状抱えている問題が見えてない。

確かに少頭数の競走も多いが、条件戦のダート短距離戦は9月10月もフルゲート率は8割前後で推移し除外も発生している。
新たに空く400頭分の馬房に2歳馬や空き路線馬だけが入ってくるならともかく、この路線にも新たに馬が入ってくる。
当然除外馬は増加する。レースを増やさないと対応できない。
500万下の所属頭数は減ったけど、元々の除外数を考えれば競走数の調整ができるか未知数。
さて、未勝利のレース数を維持するなら、どこからどう捻出するのでしょう?

スーパー未勝利の部分が1000万下,1600万下に入れ替わって、それ以前の開催で25鞍分の未勝利戦を増やせば良いだけなら話は早い。
しかし、クラス編成の改革で上級競走の増設が必要になる。
2006年のクラス編成時の変化を元にすれば100競走前後が必要になる。
500万下競走は減らせるが除外ラッシュの緩和を考えると、必要分を減らせるかは未知数(ここに数字的根拠を出してくれれば何の文句はない。むしろしてくれ。)
果たしてスーパー未勝利の前倒し分を消化できるのか。

そして、もう一つ。というか、ここが一番の問題なんですけど
そんな変化が起きる中で、マスコミに「未勝利のレース数は変わらない」とか書かれて、それが正義とされて一般に広められてしまうとですね。
真っ先に芝の中長距離戦が削られるわけですよ。もしくは障害戦が廃止されるか。
まー、マスコミ連中がそれでいいならそれでいいですけどね。
減った後に「中長距離路線の軽視だ!」っつったって、お前らが事前に指摘しなかっただけじゃないかと。
文字通り後の祭りじゃないかと。
俺は嫌だから、こんな事書いてます。

そもそも小林正明はスリーアウトが頭から運用されて再来年の春にはこれまでの出走数から数%が吹っ飛ぶ状況で未勝利の競走数が維持できると思ってるんですかねぇ。

充実した未勝利戦を組むためにスリーアウト制
↓未勝利馬減って未勝利の出走頭数が減りました
↓充実した番組を組むため未勝利戦減らします

なんていう、JRAお得意の面子を保ったストーリーラインにしか自分には見えないんですけどねぇ。

あと、2006年に何が起こったか何故マスコミとしての記事に書かないのか。
何度もしつこいぐらいに書くけど、今回も似たような所属頭数の変化が起きるわけですよ。
その認識があればこんな記事にならないと思うんだがなぁ。
いやさ、ググっても以前のクラス編成の改正で何が起きたかを振り返る記事が無いわけですよ。
これが、本当に信じられない。
俺がおかしいんですかね。

うーん。。。
寝よう。