地方競馬の競走需給をざっくり出してみた

ホッカイドウ競馬

最後は馬産地のホッカイドウ競馬
2005年~2008年は旭川開催が半分、残り半分を札幌と門別に振り分けていましたが、2008年一杯で旭川を廃止、2009年には札幌開催も撤退して門別に一本化する改革を行っています。
集計期間内では競走環境が最もドラスティックに変化している主催といえるでしょう。
また、休催期間が11月~4月までと長く、11月開催も雪の影響を受けがちなのが大きなポイントでしょうか。

正直、もっと強烈に頭数が増えているかと思ったんですが、昨年段階でも旭川併催時代の頭数まで達しておらず。
やはり旭川という箱が無くなった事は大きいんですなぁ。
転出入は常に活発で廃止寸前と所まで追い詰められていた頃も頭数は揃っている辺り、やはり馬産地競馬なんですね。

もう一つ意外なのが2歳戦。
ホッカイドウ競馬名物とも言える部分なのですが、こちらの回復スピードが意外にスロー。
全体の出走頭数そのものは上昇しており、この辺は門別に戻ってくる馬や他場に移籍せずに残る馬が増えている事の現れと思われます。

落とし所は・・・どうなんでしょう。
現段階で164の認定馬房がありますが、環境的に増やすことは全国で最も容易。
競走数も応じて調整すれば良さそうで、やっぱり馬房が拡大できると机上の計算は楽だなと感じさせてくれる所。