先日行われたフェアリーSで田中勝春騎手騎乗のコパのマリーンが大きく斜行、多数の馬の進路を妨害したことで、実効6日間の騎乗停止となりました。
期間が6日間となったのは昨年の10月18日にも騎乗停止を受けていたことが原因ですが、ここではその時に起きた2つの重過失を検証してみたいと思います。
2015年10月18日東京4R
制裁内容:最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金100000円
レース経過:
図1:直線進路を確保
赤角:田中勝春@ミラクルメーカー(加害馬)
図2:何故か右手綱を開く
図3:外によれて接触!
図4:被害馬吹っ飛ぶ
何故、右手綱を開いたのかが謎。
普通に右手前で走ってるし、前の馬は右ムチ入れてるし、外の馬に接触するリスクを取ってまでする事でもない。ハミを掛け直したのか、悪癖を防ごうとしたのか、競馬騎手にしかわからないとかいう領域なのか、自分の知識ではわかりません。
ちなみに田中勝春騎手のブログでは事象に関して、以下の様なコメントを出しています。
程度としては馬体を擦ったぐらいだったけど
擦られた馬があそこまでバランスを崩すとは思わなかった…。
問題はそこじゃねぇ。
2015年10月18日東京12R:白秋S
制裁内容:最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金100000円
レース経過:
図1:直線、内の進路を確認。
図2:内に寄せながら、再度進路を確認。
図3:何故かそのまま進路変更し続けてアンジェリックの進路を妨害!
何故、内を確認しながらそのまま進路変更し続けたのかが謎。
最初の確認時は確かに前後のスペースはあるように見えますが、アンジェリックの脚色も良く、2度目の確認時ではもスペースが無くなっていると素人目にも見えます。
自分の乗っている馬がポニーサイズと勘違いでもしたのでしょうか。
ちなみに田中勝春騎手のブログでは事象に関して、以下の様なコメントを出しています。
後方を確認して進路を取ったつもりではいたけど、
実際、後ろの馬の進路をカットして、ブレーキを踏ませちゃったのは事実だし、
もう少し慎重に騎乗すべきでした…。
お前は免許取り立ての学生か
という事で、この2つに共通するのは、過失に至るまでの扶助が意味不明という事です。
特に2件目はパニック的に動いたわけでもなく、淡々と外から進路を押しつぶす辺り恐怖を感じます。
この辺を踏まえた上で、話題のフェアリーSの事象を見てみましょう。
…続きは近日