京都2019年11月3日制裁情報

斜行:3件
強引:1件

京都5R
騎手 岩田康誠(シュルシャガナ)
制裁 最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金50000円
加害馬 3番 被害馬 6番
短評 直線に入っても右手前のままで走っていたが、残り200手前で外へ持ち出そうとした際に左手前に変換して動きが大きくなりすぎ6番ケイマーダの進路をカット。
被害馬が軽く躓く感じでバランスを崩した分、過怠金上乗せ。
京都5R
騎手 C.スミヨン(トゥルーヴィル)
制裁 最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金50000円
加害馬 1番 被害馬 3番
短評 残り200辺りで外の進路へ持ち出すも、そのまま外へ外へと流れる感じでヨレて、外から伸びてきた3番シュルシャガナと接触した。

右手綱をを何度か開く動きはしていたが、どこまで修正の意図があったのかは微妙。審議対象となったが、事象後の脚色は並んでおりクビ差入線で着順通り。
この脚色差ならハナ差まで詰めないと降着にはならないだろう。

パトロール映像(斜め)

パトロール映像(正面)

京都11R:みやこS
騎手 C.スミヨン(ウェスタールンド)
制裁 3コーナーで内側に斜行したことについて過怠金30000円
加害馬 14番 被害馬 13番・6番
短評 3角で外から13番ノーヴァレンダを追い抜きながら内へ入るのが早すぎて、進路をカットするような形になった。
京都11R:みやこS
騎手 C.スミヨン(ウェスタールンド)
制裁 4コーナーで十分な間隔がないのに先行馬を追い抜いたことについて過怠金50000円
加害馬 14番 被害馬 16番・6番
短評 8番ワイドファラオと16番インティの間に入った際にインティと接触。
インティがバランスを崩して他馬に影響を与えながら後退、下がっていく過程で15番メイショウウタゲが接触して落馬した。
動きそのものはそこまで悪質でもなく、後方から見るとインティの走りも若干内へ寄り気味だった上、前から10番リアンヴェリテが下がってきたのも関係しており、被害馬の影響は大きかったが、裁量的にはインティ側にも問題を認めたと言っていいだろう。
完全な類例ではないが、今年2月の帆柱山特別が参考になるか。

難しいのは、メイショウウタゲの落馬部分。
落馬事象は騎手の過失が小さかったり、数頭経た間接的な形でも騎乗停止となるが、今回は騎手責任から除外された形。
JRAがどこまでを責任範囲としているのかの参考例として引き出しに入れておきたい。

落馬部分に関連してもう一つ。
脚色が鈍って後退してきた馬を避けれず接触して落馬した際は、避けれなかった騎手に制裁が飛ぶが、そちらの制裁も課されなかった。
実質的に故障した馬を避けれずに接触した事象と同じ扱いとなっている。
昨年8月25日新潟2Rにバランスを崩して急に後退してきた馬を避けれず落馬した事象でも過怠金3万(通常より一枚軽い)となっていたが、先行馬との接触事象は、周囲の状況以上に接触馬との速度差を考慮しているのが裏付けられた形。

今回の事例は、色々な点で覚えておいて損はなさそう。

パトロール映像(後方)

パトロール映像(正面)

中継映像