東京2019年6月2日制裁事象【騎乗停止有り】

斜行:3件【騎乗停止有り】
御法不良:1件

東京2R
騎手 嘉藤貴行(ペイシャラトゥール)
制裁 最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金10000円
加害馬 6番 被害馬 9番
短評 直線入口で外に持ち出した際に、9番ジョイクローネの進路をカット
東京9R:香港JCT
騎手 C.ルメール(モンテグロッソ)
制裁 最後の直線コースで内側に斜行したことについて戒告
加害馬 11番 被害馬 9番
短評 直線右手前も若干内へモタれ気味、300で左手前に変えると内へヨレ始め、左ムチで持たせようとするも持たせきれず9番スヴァルナの進路をカットした。
東京11R:安田記念
騎手 武豊(ロジクライ)
制裁 発走後に内側に斜行したことについて令和元年6月8日の騎乗を停止(実効1日)
加害馬 16番 被害馬 15番・14番・13番・12番
短評 スタート2完歩目から内へガツンとヨレて、内の馬をぶっ潰した。

発馬直後の突撃事象で、基本は見た目より大きく安い過怠金に収まる形だが、この手の事象ではサイト開始以降では初の騎乗停止。ちなみに10万もない。
類例としては2019年4月14日:阪神4R2018年9月30日:中山7Rが代表的か。
馬にも発走再審査で騎手責任はほぼ0、レース責任による裁量を最大限採用した形。
GⅠだし被害馬が2強だしでファン心理を考慮した感じかな?

※6/5追記
ご意見を頂きました。
「入線後下馬した事が競走中止相当と判断された可能性は?」
いや~、普通に有力っぽい。
レースや馬の格で裁量を押し上げたよりも、大差シンガリ+入選後下馬という部分が影響した可能性は高そう。
ということで、この意見を採用した動画を作成しました。

東京12R
騎手 岩田康誠(ビービーガウディ)
制裁 3コーナーでの御法(内柵に接触した)について戒告
加害馬 11番 被害馬 7番
短評 3角走行中にじわりじわりと内へヨレてラチと接触した。

安田記念で荒れた心をお笑い事象で癒そうとする岩田流の心意気。


コメント

  1. ノーステア より:

    天皇賞(秋)マカヒキの事象と差が分からないのですが。被害馬がロードクエストのみならば戒告で済んだのでしょか?
    先日のルメール騎乗停止と良い、裁決が少しブレている気がします。

    • Luthier より:

      コメントありがとうございます。

      秋天との差は、単にヨレた幅だけの問題でしょう。
      発馬直後の1頭分だけヨレた形は基本的に制裁は取られません。
      今回の事象も、騎手責任は取られてないですからね。
      単に結果に対する責任だけ。
      あと、短評ではレースの格が影響したと書いてしまったんですけど、
      ダノンプレミアムの影響が競走中止相当と判定された可能性はありそうですね。
      むしろ、その方が裁量としては自然。
      指摘で気付かされてる内は、自分もまだまだですねぇ。