松田国英が好きだ

松田国英が好きだ

自分の中で歴代ナンバーワン調教師は川島正行で生涯確定しているのですが、ナンバー2を選ぶのであれば迷わずこのお方。
それほど大好きな調教師でした。

この人を一言で評すれば、様式美の人

散々批判されたクラッシャーも様式美。
負荷を上げる→強くなる→負荷を上げる→強くなる→もっと負荷を上げる→強くなる→更に負荷を上げる→怪物になる→もう一丁負荷を上げる→壊れる
繰り返されることあまたたび
程度を考えろとも言いたくなるが、そのアクセルを踏み続けた結果が、クロフネでありキングカメハメハでありダイワスカーレットである。
どの馬も壊れる直前が最も強く、そのパフォーマンスは芸術的なレベルに達した。
それはもっと上、もっと上を目指すトレーニングの結果であり、果たして松国師以外であの領域に達したかどうか。
私は、松国師だからこそあの領域に達したと断言する

もう一つの様式美といえば、弟子育成
角居師と友道師を筆頭に高野師、寺島師と優秀な調教師を育てた点は全ての競馬人が評価するであろう所。
ただ、弟子が独立するってことは優秀な社員が抜ける訳で、
スタッフが勉強→厩舎力向上→成績向上→スタッフ独立(角居・友道)→成績急降下
スタッフが勉強→厩舎力向上→成績向上→スタッフ独立(高野)→成績急降下
スタッフが勉強→厩舎力向上→成績向上→スタッフ独立(寺島)逮捕成績急降下
を繰り返すこと三度。
自分が馬を預けてたら安心できないであろう厩舎でもあった。

そんなこんなで、晩年は調教も大人しくなってつまらない厩舎となっていたが、最後の1年に思わぬ大実験を敢行して引退。
ちょっとだけ掘り下げたいので、この人だけもう一丁。