制裁のチェック項目

制裁に不満を持つ競馬ファン、マスコミは多々います。
しかし、その不満の内容を見ていると、裁量を判断する材料を単に見落としているだけ、というケースが多く見られます。
「何で騎乗停止にならないんだよ!」と無知を晒すその前に、次の要素をチェックしておきましょう。

被害馬の走行、および着順にどの程度影響を及ぼしたか

裁量の基準になる部分です。
見た目1馬身以上の影響を及ぼした場合には騎乗停止の可能性があります。
また、ゴール前の接戦事象で直接着順に影響を及ぼしている場合には
道中での事象より重くなる事があります。
但し、レースへの影響だけで裁量は決まりません。
以降の部分も同じ比重で見ていきましょう

騎手の扶助による斜行だったか

その斜行が騎手の扶助によるものなのか、馬が別の何かに反応したかによるものなのかを区別しましょう。
馬が主要因(悪癖)の斜行は裁量が考慮される可能性があります

その扶助がムチであった場合、その使用が適切であったか

ムチはレース中に使える最も馬に刺激を与える扶助です。
単純に使用しているかどうかだけでなく、その使用法によって裁量が変わります。
1発だけの使用による斜行では裁量が考慮される可能性がありますが、
連打しての使用で斜行した場合は、重くなる可能性があります。
同様に、手前脚側で使用しての斜行は考慮される可能性がありますが、
反手前脚側で使用しての斜行は、正当性が無い限り裁量が重くなる可能性があります。

斜行に対して修正扶助を行っているか

斜行から走行妨害までの間に騎手が修正しようとしていたかどうか。
また、それが速やかであったか、修正の意図が明確に出ていたか等も裁量に影響します。
修正するどころか斜行をさらに促す扶助を加えていた場合には裁量が重くなることもあります。
修正するタイミングが殆どない事象でも、事象発生後の収め方を見ておきましょう。

周囲の馬による影響があったか

前方から下がってきた馬を回避する等、危険回避のための動きで他馬の走行を妨害せざるを得なかった場合には裁量が考慮されます。
特に小回りコースのコーナリング中での事象は、前から馬が下がってきた影響であることも多いので注意してみましょう。

加害馬が過去に悪癖を見せていたか

審判委員は馬それぞれが見せている癖の情報を共有しているそうです。
加害馬が過去にも制裁対象となるような悪癖を見せていた場合には、通常と異なる裁量となる場合になる事があります。
過去の悪癖を引き起こすような扶助をしていた場合には裁量が重く事があります。
逆に、悪癖に注意して乗っていたにもかかわらず防げなかった場合には、裁量が考慮される可能性もあります。
裁量に違和感がある時には、当サイト内で馬名を検索してみましょう。過去の事例が出てくるかもネ。