斜行制裁の集計結果です。
ムチ制裁集計(2015年)
ムチ制裁の集計結果です
制裁率(2015年)
今年の中央開催も終了したので色々なデータ出していこうかと思います。
まずは、制裁率。
算出方法は制裁回数/騎乗数。騎乗数100回以上の騎手に限定して出しています。
京都2015年11月23日制裁情報
京都3R
騎手:鮫島克駿(シャルメーヌ)
制裁:3コーナーで十分な間隔がないのに先行馬を追い抜いたことについて戒告
原因:レース中継画面では詳細不明
騎手:川須栄彦(コパデグレース)
制裁:最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金10000円
原因:レース中継画面外で詳細不明
京都4R
騎手:池添謙一(アグネッタ)
制裁:4コーナーで外側に斜行したことについて戒告
原因:前後の間隔が急速に詰まってきた5番クーパーズヒルを避けるために外にいた10番ミヤビキラリを押し出した。
京都5R
騎手:岩崎翼(ウォーターピオニー)
制裁:発走後に内側に斜行したことについて過怠金30000円
原因:中継映像では分かりづらいが、外の馬との間隔を見ると一完歩目から内にすっ飛んだか。
新馬だもの。
騎手:岩崎翼(ウォーターピオニー)
制裁:最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について過怠金50000円
原因:直線入り口から断続的に12発ムチを入れた。回数以上に新馬戦で外にヨレ気味だったにも関わらず右ムチを入れ続けたのもよろしくない。
騎手:川島信二(ハニーブーケ)
制裁:最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金10000円
原因:左ムチを入れていたがどんどん外にヨレて3番トーコージュエリーをを筆頭に外の馬の進路を圧迫した。
新馬だもの。
京都9R
騎手:浜中俊(レイリオン)
制裁:決勝線手前での御法(騎乗ぶり)について戒告
原因:ラスト2完歩分追うのを止めた。
京都2015年11月7日制裁情報
京都2R
騎手:川田将雅(ウェーブヒーロー)
制裁:決勝線手前で外側に斜行したことについて戒告
原因:ゴール前50m辺り、左手前に変わった所で外にヨレて1番レッドヴェルサスの進路をカットした。
京都7R
騎手:荻野琢真(ベストセラーアスク)
制裁:最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について過怠金10000円
原因:レース中継画面外で詳細不明
京都8R
騎手:浜中俊(センターピース)
制裁:最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について過怠金30000円
原因:残り200からムチを打ち続けた。
小倉2015年8月15日制裁情報
小倉2R
騎手:松若風馬(カイソクポリス)
制裁:向正面で内側に斜行したことについて過怠金10000円
原因:マクリきり内に入れる所で先行していた8番トラストルークと7番タンギモウジアの進路を軽くカットした。
小倉12R
騎手:浜中俊(ミッキーオリビエ)
制裁:4コーナーで外側に斜行したことについて過怠金30000円
原因:レース中継画面外で詳細不明
2015年6月騎乗停止事例一覧
2015年6月27日:第1回函館3日目函館4R
騎手:杉原誠人(ラナチュール)
制裁:決勝線手前で外側に斜行したことについて平成27年7月4日から平成27年7月12日まで騎乗停止(実効4日)
原因:直線半ばに外へ持ちだしてから右ムチ二連発した所、馬が左に大きくすっ飛び他馬の進路を妨害した。
現象としては皐月賞のデムーロと同様で馬が主要因。過去のレースでも右ムチで左にヨレる面を見せており、テン乗りが仇となったか。
2015年6月27日:第3回阪神7日目9R出石特別
騎手:浜中俊(スナッチマインド)
制裁:最後の直線コースで急に内側に斜行したことについて平成27年7月4日の騎乗停止(実効1日)
原因:直線半ばに抜けだした所でハミをかけ直した所で右にヨレ始め勢いそのまま左ムチを入れた所で、馬が右に大きくすっ飛び他馬の進路を妨害した。
以前にも抜けだした所で右にヨレたことがあったが、浜中は失念をしていたか。
阪神2015年6月28日制裁情報
阪神2R
騎手:池添謙一(メイショウゲントク)
制裁:4コーナーで外側に斜行したことについて戒告
原因:4角出口で内から煽る感じで10番アグネスイヴァンに圧力を掛けた。進路をカットしたというより、被害馬が圧力に嫌気を出した感じ。
阪神3R
騎手:池添謙一(ウインエアフォース)
制裁:発走後の御法(鞭の使用)について戒告
原因:先行争いでムチ連打。
騎手:鮫島克駿(カシノランド)
制裁:最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について過怠金30000円
原因:直線断続的にムチを打ち続けた。
阪神11R:宝塚記念
騎手:浜中俊(デニムアンドルビー)
制裁:最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について過怠金10000円
原因:直線残り300から断続的にムチを打ち続けた。
浜中1日、杉原4日。騎乗停止日数の差はどうして生まれのか その2
昨日発生した2件の騎乗停止。
その1では事例内容を見てみましたが、パッと見、差が無いように見えます。
JRAのホームページによれば、制裁は
加害馬の騎手に対しては、その違反行為及び被害馬の被害の程度に応じて厳正に制裁を科しています
とされています。
ということで、騎手の動きと被害の程度を比べてみましょう。
浜中俊@スナッチマインド | 杉原誠人@ラナチュール | |
---|---|---|
右にヨレ始めている所に左ムチ | ムチを打つタイミング | 直進状態で右手前の所に右ムチ |
1回 | ムチを打った回数 | 2回 |
右ムチに持ち替えて修正 | 修正動作 | 体重移動するも、振り落とされないよう耐えるが精一杯 |
約6頭分右へ斜行 | 斜行規模 | 約5頭分左へ斜行 |
14番ネオスターダムが立ち上がり失速しリーサルウェポンに差された。但し、11/2馬身差が入れ替わるレベルだったかは微妙。 | 被害規模 | 9番エアルナが落馬寸前の不利を受けるも脚色は既に並んでおり着順の変動は無かったか。 |
馬の悪癖 | 主要因 | 馬の悪癖 |
鞭の扱いでは浜中騎手、修正動作の有無としては杉原騎手に非があるようです。
被害規模としては、レースに関わる部分としては浜中騎手、危険性では杉原騎手の影響が大きかったようですね。
という事で、この2つの事例に騎乗停止日数の差があるのが理解できないのがわかりました。
いや、本当に杉原騎手の4日がわからない。
どちらも馬原因じゃん、杉原ムチ打つ前にきっちり体制整えてるじゃん。
あれで馬に飛ばれたらしょうがないですやん。
馬に対する注意義務を怠ったとすれば、それは浜中も一緒ですやん。
もうこれは、裁決委員の引きが悪かったと思うしかないんでしょうね。
誰が担当していたかで名前を調べて後追いで見て行きたいんですが、ネット上に公開されていないのが悔やまれる所です。
誰かまとめて調べてくれないもんですかね。
阪神2015年6月27日制裁情報
阪神2R
騎手:浜中俊(エンパイアブルー)
制裁:4コーナー手前で外側に斜行したことについて戒告
原因:中継画面外で詳細不明
阪神3R
騎手:川島信二(ディプロイディ)
制裁:最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金10000円
原因:4角外のスペースを狙った所で15番エイシンパサートが挟まれ立ち上がった。
阪神9R:出石特別
騎手:浜中俊(スナッチマインド)
制裁:最後の直線コースで急に内側に斜行したことについて平成27年7月4日の騎乗停止(実効1日)
原因:直線半ばに抜けだした所でハミをかけ直した所で右にヨレ始め勢いそのまま左ムチを入れた所で、馬が右に大きくすっ飛び他馬の進路を妨害した。
以前にも抜けだした所で右にヨレたことがあったが、浜中は失念をしていたか。
阪神11R:グリーンS
騎手:M.デムーロ(ローゼンケーニッヒ)
制裁:最後の直線コースで十分な間隔がないのに先行馬を追い抜いたことについて戒告
原因:直線内回りとの合流地点で大きく内回り部分入り込んだ。