阪神2015年4月18日制裁情報

阪神4R
騎手:藤岡康太
内容:最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金50000円
原因:前を走る国分優@ヒトミヲトジテが軽く外にヨレた影響で、藤岡康@ピースオブジャパンは外に動かざるを得ず、その外にいた戸崎@トキワが狭くなり後退することになった。
20150418阪神04

阪神6R
騎手:岩田康誠
内容:最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について戒告
原因:残り300付近からムチ打ち通し

阪神9R:はなみずき賞
騎手:福永祐一
内容:最後の直線コースで十分な間隔がないのに先行馬を追い抜いたことについて過怠金 10000円
原因:武幸@マスターリデルと浜中@バトルクライシスの間のスペースに、岩田@ブランドベルグと福永@レトロロックと武豊@アンバーグリスキーが殺到。
更に困ったことに、マスターリデルが若干外にヨレながら下がってきたため、狭い進路がさらに絞られてブランドベルグの進路が消え、アンバーベルグが狭くなった。
20150418阪神09

阪神12R
騎手:菱田裕二
内容:決勝線手前で外側に斜行したことについて平成27年4月25日から平成27年5月 10日まで騎乗停止
原因:別記事で


菱田裕二3つの騎乗停止を検証

菱田裕二騎手が18日阪神12Rで斜行、短期間に同様の不注意騎乗を繰り返したため、加重制裁で4月25日から5月10日まで実効6日間の騎乗停止となりました。

北村宏司騎手が立て続けに騎乗停止を受けましたが、今回のケースはどうでしょう?
再び、3つの騎乗内容を確認していきましょう。


 

2014年10月26日京都11R菊花賞
制裁内容:最後の直線コースで外側に斜行したことについて平成26年11月1日から平成26年11月9日まで騎乗停止(実効4日)

レース経過:
図1:直線入り口
20141026京都11_1
注・2枚の写真は注釈印の有無以外は同一のもの
赤角:菱田裕二@タガノグランパ(加害馬)
黄角:浜中俊@サトノアラジン(被害馬)
緑角:蛯名正義@サウンドオブアース

直線最内のスペースを突く菱田@タガノグランパ。
しかし、前を走る蛯名@サウンドオブアースが粘りこみを図るべく左ムチを入れてラチを頼りに行く。

図2:
20141026京都11_2
注・2枚の写真は注釈印の有無以外は同一のもの

サウンドオブアース(とマイネルフロスト)が内に入ってきた事で前のスペースを絞られてしまったタガノグランパ。
焦った菱田は外へ豪快に持ち出すが・・・

図3:
20141026京都11_3
注・2枚の写真は注釈印の有無以外は同一のもの
20141026京都11_4
別角度

急激な進路変更で浜中@サトノアラジンの進路をカット。
浜中の神がかり的な反応と読みで左に手綱を引いた事で事故は回避したもののひとつ間違えば落馬してもおかしくない事象

レース映像:

私見:とっさの反応での進路変更は騎手の本能ではあるが、そもそも最内から3頭分以上外へ急激に持ち出す進路変更がやり過ぎ。
さらに、外の進路確認不足も重大な騎手責任で文句なしの騎乗停止。


2015年1月18日中山11R京成杯
制裁内容:最後の直線コースで外側に斜行したことについて平成27年1月24日から平成27年 2月1日まで騎乗停止(実効6日)

レース経過:
図1:ゴール前150m辺り
20150118中山11_1
注・2枚の写真は注釈印の有無以外は同一のもの
赤角:菱田裕二@クラージュシチー(加害馬)
黄角:三浦皇成@コスモナインボール(被害馬)
緑角:江田照男@オトゴギイッポン

直線最内のスペースを突く菱田@クラージュシチー。
しかし、前を走る江田照@オトゴギイッポンが粘りこみを図るべく左ムチを入れてラチを頼りに行く。

図2:
20150118中山11_2
注・2枚の写真は注釈印の有無以外は同一のもの

オトゴギイッポンが内に入ってきた事で前のスペースを絞られてしまったクラージュシチー。
焦った菱田は外へ豪快に持ち出すが・・・

図3:
20150118中山11_3
注・2枚の写真は注釈印の有無以外は同一のもの
20150118中山11_4
別角度

強引な進路変更で三浦@コスモナインボールの進路をカット。
三浦が手綱を引いた事で事故は回避したもののひとつ間違えば落馬してもおかしくない事象

レース映像:

私見:とっさの反応での進路変更は騎手の本能ではあるが、外の進路確認不足は騎手の責任で文句なしの騎乗停止。
文章がほぼコピペで済んでいるように、前例と内容がほぼ同一。
以前の記事で北村宏司の不注意騎乗の内容が全然同様ではないと突っ込んだが、これは紛れもなく同一の内容で追加制裁も妥当。


2015年4月18日阪神12R
制裁内容:決勝線手前で外側に斜行したことについて平成27年4月25日から平成27年5月10日まで騎乗停止(実効6日)

レース経過:
図1:ゴール前
20150418阪神12_1
赤角:菱田裕二@アイムユアドリーム(加害馬)
黄角:三浦皇成@カネトシビバーチェ(被害馬)

ゴール前、先頭の菱田@アイムユアドリーム。
粘りこみを図るべく、外から猛追する武豊@カネトシビバーチェに体を併せに行く。

図2:2完歩後
20150418阪神12_2

菱田が寄せに行く形で2頭が接触。
しかし、接触後も菱田は右ムチを容赦なく入れさらに・・・

図3:さらに2完歩後(決勝線通過直前)
20150418阪神12_3

体を左に傾ける形でショルダータックル!
スゲー、欧州の競馬を見てるみたい。
でも、ここは日本なのよね。

レース映像:

私見:併走馬に寄せていく過程で接触するだけなら過怠金止まりだろうが、更に右ムチを入れるのは悪質。
また、肩をぶつける乗り方自体は日本でも時々見るが、これは寄ってきた馬を押し返す時に使うもので、自ら寄せた上で使ってはいけない。
前例と要因は異なるが、危険回避要素のない自分勝手な乗り方は共通で上乗せも致し方なし。
私なら2日+2日で実効4日とするが、実効6日でも文句はない。

ちなみに、制裁とは離れますが、ぶつけてから4完歩程度の事象で着順逆転を明言するとは、審判員の目は素晴らしいですね。
2013年のAJCCはもっと悪質で大きな不利が発生してましたけど、あれは残り200地点でしたから着順逆転はありえなかったんでしょうね。
さすが、JRAの裁定は世界基準ですね。


さて、菱田裕二騎手が今年受けた3つの騎乗停止を並べてみましたがいかがでしょうか。

北村宏司騎手も3回の騎乗停止を受けましたが、彼との違いは、全て菱田騎手の自分勝手な乗り方で起きているという事です。
北村騎手の事例は馬の癖と競馬の流れによるものと接触後のパニック的動作によるもので、意図的に乱暴な騎乗をした訳ではありませんでした。
対して菱田騎手は全て目先の利益を求めた物で、これは真に反省の求められる事象です。
もし、飲み屋で彼らに出会ったら、北村には「まぁ、色々あるけど頑張れや」と一杯奢り、菱田には「なに自分勝手に乗っとるんじゃボケェ」と蹴りを入れる事でしょう。
一般的な評価として、この二人はほぼ同等の評価を受けるでしょうが、私としては、きちんと分別して評価できる業界であってほしいと思います。

しかし、このサイトを立ち上げた途端、物議を呼ぶ事象が立て続けに起きるとか、ここはなにか呪われているんですかね。


※2015/11/03
動画をmp4形式に差替

 


福島2015年4月12日制裁情報

福島4R
騎手:北沢伸也
内容:1周目1号障害を外側に斜飛したことについて過怠金10000円
原因:障害を前に馬がパニック暴走し外に逃げられた。こうなってしまっては騎手はどうにもできない。
無題

騎手:浜野谷憲尚
内容:1周目4コーナーで外側に斜行したことについて戒告
原因:外から前に入られた所でフワッと外にヨレた。

福島6R
騎手:小崎綾也
内容:最後の直線コースで内側に斜行したことについて過怠金10000円
原因:外から内に入れながら脚を延ばしていたら内の馬が狭くなった。
20150412福島06

福島8R
騎手:原田和真
内容:3コーナーで内側に斜行したことについて過怠金30000円
原因:レース中継画面外で詳細不明

福島9R
騎手:小崎綾也
内容:3コーナーでの御法(前の馬に接触した)について平成27年4月18日から平成27年4月19日まで騎乗停止(実効2日)
原因:3角勢い良く押し上げたら前の馬に接触して自爆落馬。左下腿骨々折で反省入院送り。
20150412福島09

福島11R
騎手:西田雄一郎
内容:発走後まもなく内側に斜行したことについて過怠金10000円
原因:外から内に入れる際に間にいた馬が挟まり大きく立ち上がった。見た目は派手だが、内の4番レッドレイブンが外に出しながら走っていたことも影響しており、過怠金としてはこの程度に抑えられたか。
20150412福島11


阪神2015年4月12日制裁情報

阪神2R
騎手:義英真
内容:発走後に内側に斜行したことについて戒告
原因:スタート直後軽く内に入ってしまった模様。先手取ろうと気が逸ったか。

阪神11R
騎手:幸英明
内容:最後の直線コースで内側に斜行したことについて戒告
原因:直線右ムチを何度も入れていたが100付近でこらえ切れず内に刺さってしまった。
20150412阪神11

 



福島2015年4月11日制裁情報

福島3R
騎手:松若風馬
内容:4コーナーで外側に斜行したことについて戒告
原因:4角外へ軽く膨れた。前を走っていたアクティブボスがフラフラしながら下がってきていたのも影響した感じ。

福島4R
騎手:平沢賢治
内容:平沢健治は,発馬機内での御法(突進された)について過怠金10000円
原因:ロケットスタート狙って失敗したか?

福島9R
騎手:西村太一
内容:発走後まもなく内側に斜行したことについて過怠金50000円
原因:中継画面ではちょっとわからないが、強引に内に入れた感じか?

福島11R
騎手:嘉藤貴行
内容:最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金30000円
原因:直線外の狭いスペースに馬体をねじ込んだ。
20150411福島11

 


中山2015年4月11日制裁情報

中山9R
騎手:池添謙一
内容:1コーナーで内側に斜行したことについて過怠金30000円
原因:外からダイワストリームを押したらプリモンディアルも押されてその半馬身後ろいたプレミアステイタスが立ち上がって大きく後退。

中山10R
騎手:柴田大知
内容:最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について戒告
原因:残り200からの叩き合いで文字通りムチを叩き通した。

中山11R
騎手:松田大作
内容:4コーナーで外側に斜行したことについて過怠金10000円
原因:進路を作るために外にいたアクティブミノルを横から押したら、その外にいたヤングマンパワーとエイシンライダーも煽りを食らった。行為としては戒告レベルだが押した場所と被害規模が若干上乗せ要因となったか。

騎手:池添謙一
内容:最後の直線コースで内側に斜行したことについて平成27年4月18日から平成27年4月26日まで騎乗停止(実効4日間)
原因:残り150地点で左ムチ二連打で右に寄れてヤングマンパワーの前をカットした。
特に右へ寄れそうな所に勢いで打ってしまった2発目が余計で、これが騎乗停止の決め手になったものと思われる。
20150411中山11


阪神2015年4月11日制裁情報

阪神:5R
騎手:岩田康誠
内容:発走後まもなく内側に斜行したことについて戒告
原因:先手を取る際、内の馬に必要以上の圧力を掛けたか。

阪神:11R
騎手:川島信二
内容:最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について過怠金10000円
原因:残り200で抜けだした後、ムチを20発程打ちっ放し。

 


阪神2015年4月5日制裁情報

阪神:2R
騎手:和田竜二
内容:最後の直線コースで外側に斜行したことについて戒告
原因:直線不用意に外へ出して後続馬の進路をカット。完全な不注意で制裁金でも良さそうだが。
2015040阪神02

阪神:4R
騎手:藤岡佑介
内容:最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金50000円
原因:直線外の馬を押し出して強引に進路を作った。勝負するには仕方ないが前を横切る形で弾くのは危険。
2015040阪神04

阪神:5R
騎手:酒井学
内容:最後の直線コースでの御法(鞭の使用)について戒告
原因:残り150から鞭打ちっ放し。

阪神:6R
騎手:高倉稜
内容:前検量の際に所定の検量時刻に遅れたことについて過怠金10000円
原因:

阪神:7R
騎手:北村宏司
内容:,最後の直線コースで内側に斜行したことについて平成27年4月11日から平成27年4月26日まで騎乗停止
原因:見解は別記事

阪神:10R
騎手:蛯名正義
内容:4コーナーで外側に斜行したことについて過怠金50000円
原因:4角で松若を外に弾き出す・・・だけなら良かったが、松若の真後ろにいた川須が立ち上がり手綱を引き外に流れ、さらに川須の外にいたデムーロと北村が煽りを受けて大きく外に流される不利。
横から外に押し出す形は戒告レベルだが、被害は大きくなった2015040阪神10

 


北村宏司3つの騎乗停止を検証

北村宏司騎手が5日阪神7Rで斜行、短期間に同様の不注意騎乗を繰り返したため、加重制裁で4月11日から26日まで実効6日間の騎乗停止となりました。

「短期間に同様の不注意騎乗」というのはJRA発表をそのまま引用していますが、不注意騎乗の内容は全然同様ではないので、3つの騎乗内容を確認していきましょう。


 

1月11日中山10R
制裁内容:決勝線手前で外側に斜行したことについて平成27年1月17日から平成27年1月18日まで騎乗停止(実効2日)
レース経過:これはパトロールビデオの内容が不十分。直線半ばから左ムチ連打で追っており右に若干刺さりながら走っていた部分が入っていない。
これを修正するために左に体を傾けた結果被害馬の進路を塞ぐ形となってしまった。馬群から抜けだした形もフラフラする一因になってしまったと思われる。
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私見:体勢修正の失敗による斜行で2日の騎乗停止は少々重いが重大事故の可能性も加味されたか。

レース映像
(間から抜け出してくるのが北村宏騎乗のオメガキングティー、白い帽子が被害馬のラインハーディー)


 

2月11日東京11R
制裁内容:2周目4コーナーで外側に斜行したことについて平成27年2月28日から平成27年3月15日まで騎乗停止(実効6日)
レース経過:

図1:4コーナー入口
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赤円:北村宏司@フェイムゲーム(加害馬)
黄円:後藤浩輝@リキサンステルス(被害馬)
緑円:石橋脩@タイセイドリーム
桃円:柴田善臣@カムフィー

4角半ばの後方待機勢が前に動いていく局面、北村@フェイムゲームも押し上げている局面だが、前を走る石橋@タイセイドリームの動きが悪く下がってきているのが非情に重要。

図2:4コーナー半ば
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注・2枚の写真は注釈円の有無以外は同一のもの

動きの悪いタイセイドリームを交わすためにフェイムゲームは緩やかに外へ持ち出す。
この際に急に外へ動いて後続馬の進路をカットすると危険騎乗となるが、外のカムフィーを軽く押しながら外に持ち出す形は危険回避動作としては許容範囲内。というか回避しないと競馬にならない。
しかし外に押し出されたカムフィーの半馬身後方にいたタイセイドリームがいたために・・・

図3:落馬場面
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注・2枚の写真は注釈円の有無以外は同一のもの

カムフィーの脚に引っかかったタイセイドリームが落馬。
両馬が完全に並走していれば共に外に流れる動きになっただろうし、1馬身後ろにいれば手綱を引く余裕もあっただろう。
これも競馬というしかないが、その結末はあまりにも残念なことに。

私見:事象としては、後退する馬を回避するための動作が結果として落馬に繋がった。
競馬の流れ上の事故であり、これで騎手の責任を問うのは酷。
実効6日の騎乗停止は不適当。

レース映像


4月5日阪神7R
制裁内容:最後の直線コースで内側に斜行したことについて平成27年4月11日から平成27年4月26日まで騎乗停止(実効6日)
レース経過:

図1:直線入口
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赤円:北村宏司@ロワサーブル(加害馬)
黄円:藤田伸二@オアフライダー(被害馬)
緑円:菱田裕二@ニジノハヤテ

北村@ロワサーブルの前にはスペースが2箇所。
前を走る2頭の間か、その外か。
日本の騎手はスペースを絞められることを想定して外に持ち出すことが多く、今回も外に持ち出そうとするが・・・

図2:直線入口2
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注・2枚の写真は注釈円の有無以外は同一のもの

不用意に外に持ちだした北村宏が菱田@ニジノハヤテにゴッチンコ。

図3:直線入口4
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ぶつかって慌てる北村さん、慌てて反対をよく見ず右に手綱を引いた結果・・・

図4:直線入口4
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反対方向にいた藤田@オアフライダーの進路を豪快にカット!
落馬しなくて本当に良かったよ。

私見:周囲を確認せず外に持ちだした結果衝突、慌てて急激な進路変更を行った結果、大きな被害が発生。
1年目のアンちゃんのようなお粗末な事象で文句なしの騎乗停止。

レース映像


さて、北村宏司騎手が今年受けた3つの騎乗停止を並べてみましたが、どのような印象を持ちましたか?
今回の事例は0点騎乗ですが、前の2例は騎乗停止とするには極めて微妙というのが私の感想です。
世論には審議に対して文句を言う割に、こういう騎乗停止は盲目的に引用して荒い騎乗だと結論付けるようなところがあります。

このサイトは制裁事例を集積し過去の事例と比較できるようにするのが一番の目的としています。
騎乗停止だから荒いと安易に結論付けるのではなく、過去の事象と比較して意見を出せるような人が増えてくれれば幸いです。