地方競馬の競走需給をざっくり出してみた

兵庫競馬

次は、園田&姫路の兵庫競馬。
園田といえば「アラブのメッカ」、と言うと老人扱いされる可能性があるので注意。
年間の売上は南関に次ぐレベルで、1日辺りの売上は南関と高知に次ぐ位置にいます。
ちなみにアラブ競走の施行は2004年まで。
ただし、98年までアラブ単独開催だった上、福山のアラブ競走は残っていたため頭数面での影響は他場より強め。
2012年から金曜日のみのナイター開催を実施中。
なお、2011年と2013年~2019年までは園田単独開催。それ以外の年は園田と姫路の相互開催。園田か西脇トレセンで所属分けされていますが、数字は分けずに兵庫競馬として集計しています。

他場と比べると売上賞金低迷期においても頭数の減少が比較的抑えられており、出走回数も安定して推移しています。
比較的耐えていた売上・賞金水準加えて、栗東のJRA未勝利落ちの第1受け皿が園田であり、JRA復帰を目指す馬が集約している事の現れなのかもしれません。

頭数の増加に伴い1頭あたりの出走回数が下がってきている一方で、12R編成の開催日が増加中。
出走需要に対して競走数の飽和が近づいている状況で、とりあえずレース(日数)を増やして「それでも追いつかなければどうしましょ」という感じが第一感。
そして「たぶん追いつかないのでどうしましょう」と予想されますが、何か打てる対策はあるかしら。