降級廃止問題で語ってきたのは古馬の話が中心だったが、無視できなくなったのが新馬の頭数。
今年の2月に新馬戦の除外多すぎ問題を軽く取り上げたが、スーパー未勝利廃止後の状況を見ると「これやばくね?」という感じになってきたので、ここで少し掘り下げてみようと思う。
「 降級廃止問題 」一覧
降級廃止から2ヶ月が経っての出走状況中間評価
カカオ混入問題による大量除外で正当な評価ができねぇ。
という大問題を抱えつつのエントリーという事をご容赦下さい。
「競馬の天才」のコラムで思うこと
水上学の口アングリーってあったじゃないですか。
読んでる側の口があんぐりするやつ。
出版社側に色々あって、編集部が丸々移籍して雑誌の名前が変わったものの、内容はそのまま。
クオリティーもそのまま。
その連載に対する何かが沸点に達したが故のエントリー。
JRAのスリーアウト法導入についての一考察
先日JRAから発表された「2019年度競馬番組等について」の中で、未勝利戦の出走制限についての改正が、以下のように発表されました。
[2]3走成績による平地競走の出走制限について
より能力の拮抗した馬による競走を提供する等の観点から、3歳以上の未出走馬および未勝利馬が、新馬競走を除いた平地競走において3走連続して9着以下であった場合、2ヵ月間平地競走に出走できないことといたします
俺の案がパクられた!
というのは冗談であるが、6月のエントリーで書いた優先出走順位改革案に極めて近い内容であったのは正直驚いた。
ここではJRAがこの制度を導入する狙いと有効性、そして及ぼす影響を考察していこうと思う。
降級廃止にも対応できる優先出走順位改革案
降級廃止問題と除外ラッシュ問題とダート路線問題が繋がっている事を書いてきたが
「てめぇは文句だけ付けて、何も案は出さねぇのかよ」
というご不満にお答えして、競走馬の供給過剰に対する自分なりの対策案を出して、このシリーズを一旦締めたいと思う。
これまで通り前記事を見てない人は、先にそちらを見るのを推奨である
その1.降級制度を廃止する理由とその疑問
その2.降級廃止が招く混乱の可能性
その3.登録枠の拡大を再評価しよう
その4.私的3歳ダート路線整備論
私的3歳ダート路線整備論
このエントリーはyoutubeにアップした私的3歳ダート路線整備論の内容を再構成してデータを補完しつつ文章化したものです。
登録枠の拡大を再評価しよう
現状のJRAは競走馬の供給過多であるという事を降級廃止問題を通じて2度に渡って書いているが、その原因となった2000年の予備登録枠拡大は、日本競馬に何をもたらしたのだろうか。
ここでいう再評価というのは「案外よかったね」という意味ではなく、文字通りの再評価である。
自分なりに思いつくまま書き連ねてみた。
読んでみた人も、この改革によって何が変わったのかを考えてみて欲しい。
近年の日本競馬に対するスタンスを考える上で、避けてはならない部分のはずである。
ちなみに前2回を見てない人は、先にそちらを見るのを推奨します。
降級廃止が招く混乱の可能性
最後の降級が終わり、来年以降クラス毎の在籍頭数が大きく変化する。
それにより、どんな問題が発生するのだろうか。
動画では殆ど触れなかったこの部分に関して掘り下げてみよう。
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降級制度を廃止する理由と疑問
このエントリーはyoutubeにアップした厩舎制度の変遷から見る降級制度廃止問題の内容を再構成してデータを補完しつつ文章化したものです。