降級制度廃止動画とそこに載せなかった話

降級制度の廃止に関して、なんか論点がズレてる意見をよく見るので、何で廃止の話が出てきたのか、そもそもの原因をまとめた動画を作ってみました。

厩舎制度の変遷から見る降級制度廃止問題

という事で、JRAのクラスシステムを歪めてる原因は、馬数とレース数のバランスが取れてないという部分を主に動画に載せましたが、その改善案の一つを。

動画内では管理枠を減らすか、レース数を減らすかとだけ載せましたが、トレセンの枠をさらに狭めると反発を呼ぶのは目に見えてるので、大差負けした馬を速やかに退場させるのはどうでしょうか。

現在、基準以上の大きな着差で負けた馬は、タイムオーバーとして一定期間の出走停止処分が課せられます。
出走停止とはなってますが、回転が早い現代競馬のシステムにおいては、実質的に戦力外通告に近い処分と思っていいでしょう。
このタイムオーバー、馬を減らしたいJRAの意思に反して緩やかな減少傾向にあります。
(TARGETによる簡易検索なので実数より多い数字となっています。実際の運用ルールはこちら

馴致・調教技術の進歩もあるでしょうし、馬場の改善もあるでしょうが、とにかく出走数が増えてるのに退場する馬が減らない原因の一つと言えますね。
それならば、このタイムオーバーの基準を釣り上げてみてはどうでしょう?
例えば芝を一律3.1秒以上、ダートを一律4.1秒に基準を統一するだけであらビックリ。
2016年の成績集計では芝もダートもタイムオーバーが倍以上になりました

へっへっへ、これで弱い馬はさっさと地方行きだぜ。

まぁ、今後の方針を決めるのは、降級廃止と馬房削減が完了し尚且つその効果が出てくるで時期なのでまだまだ先の話なんですがね。
その頃には競馬界の勢力図も大きく変わってるかもしれませんし。